Brass / size 72×52mm×h31
Paperweight stone -Color- 003 GY
優しく手のひらに収まる豆型の石をペーパーウェイトにしました。
自然の風化の過程で作り出された、しっかりした厚みとなめらかなカーブを持った膨らむビーンズ型は、
親しみがありどこかホッとする気持ちになるかたち
家の中でオブジェとして置いておくにも
そのかたちと、質量が醸し出す存在感、
そして奥深い色味を楽しんでいただけるはずです。
ー伝統工芸の着色ー
伝統工芸師である着色職人に、自然にある石の色を参考にした色を製作依頼しました。
自然色は奥深く、着色師の試行錯誤を重ねた絶妙な仕上がりの色です。
また、代々受け継がれてきた伝統工芸の色(古代色)を使い、
自然の佇まいを表現したものとしての着色をしています。
着色は、まず金属への知識と経験を使った、的確で丁寧な下処理の工程で
金属表面を荒らし、焼き入れ、化学変化させる作業に始まります。
次に時間・温度・塗り方など状況下で変化する漆ベースの顔料や墨などを繰り返し焼き付ける工程
そして最後は表情の深みをだす仕上げ塗り作業
感覚と経験値を使って予測しながら各々の条件下での都度調整を繰り返し、安定させていく着色方法。
こうして手間をかけた色は、剥がれにくくあまりに美しい。
古くから仏像や美術品に受け継がれる伝統工芸の着色に惹かれたのは、
金属の経年変化と共に味わいを増すことを前提とする美意識があるから。
時のうつろいと侘び寂びを重んじた 色の奥から滲み出る古代色へのこだわり。
色を塗るとは一線を画した繊細な仕事から生み出されています。
< ご注意 >
真鍮は、小さくても質量のある素材です。
裏面は元々石の状態でも安定のある底面でしたが、ペーパーウェイトとしてより安定するように平らに削りました。
ペーパーウェイトとしての役割を十分に担う重たさを備えておりますが、
裏面に滑り止めはついておりませんので、
傾斜による落下にはご注意下さい。
石をそのまま鋳造して真鍮にしている為
石の表面の揺らぎ、凹凸や傷がそのまま現れています。仕上がりには個体差があります。
石をそのまま鋳造して真鍮にしている為
石の持っていたボコボコしたくぼみや傷もそのままに、 味わいとなっていきます
メッキなどのコーティング加工をしていないので、真鍮には必ず経年変化が生じます。
触っている部分に艶が出たり、黒ずみや色味の変化や速度は置かれる環境下により様々です。
1つづつ手打ちしている刻印には個体差があります。
着色は手作業で行っておりますので、商品には個体差がございます。
粘着テープ、粘着質のものなどは剥がれの原因となりますので置いたり貼り付けたりしないようにご注意ください。
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haec(ハエク)は、佇まいをまとう
美しい自然のかけら達との出会いを、
そのかたちを金属に変え、
暮らしの中に活かすプロダクトです。
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